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ニューヨーカー/上海工場を操業停止

2016年09月26日 10:00 / 海外経営

アパレルブランド「ニューヨーカー」を展開するダイドーリミテッドは9月21日、上海の連結子会社である大同利美特(上海)の工場の操業を停止すると発表した。

1993年12月に中国に大同利美特(上海)を設立し、製造工場を上海市松江区(松江工場)と安徽省馬鞍山市(馬鞍山工場)に設け衣料原料・製品の製造を行い、グループ内各社や取引先への製品の販売を行ってきた。

2014年8月に松江工場の製造体制を再構築すべく衣料原料の製造部門を縮小し、衣料製品の縫製部門の主力ラインを馬鞍山工場へ移設し、同年9月には松江工場の土地使用権と建物などの譲渡を行い、固定費の圧縮を図っていた。

しかし、紡織事業の受注生産数量が確保できず固定費を吸収することが困難な状況となっており、グループ全体の収益基盤の再構築を図るため、営業赤字を計上している松江工場の操業を停止することとした。

衣料製品の縫製事業については、馬鞍山工場と上海市の松江輸出加工区にある大同利美特時装(上海)で継続する。

紡織事業は、自社工場における製造を停止するが、企画・開発力を高め、品質管理・製造技術を継承できるよう国内外の協力工場と連携し製造体制を構築するという。

松江工場の操業停止に伴い、工場社員235人を提唱に契約合意解除による人員の削減を実施する。

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