京浜急行電鉄は9月28日、パナソニックが開発を進めているメガホン型多言語翻訳機「メガホンヤク」の実証実験のため、首都圏の鉄道駅で初めて試験導入すると発表した。
10月1日~7日、羽田空港国際線ターミナル駅構内に2台を試験導入する。
メガホンヤクは、外国語が話せない駅員でも通訳なしで外国人客をスムーズに誘導できるメガホン型の多言語翻訳機で、日本語から英語、中国語、韓国語へ翻訳できる。
災害時や非常時の誘導指示のほか、混雑時の雑踏誘導など、通常時でも多数客に一斉案内する際に活用することが期待できる。
基本性能としては、日本語で話した言葉を複数の外国語に翻訳し、メガホンとして多数のお客への拡声を行うが、業務で頻繁に使用する文章をあらかじめ登録しておくことによって、高精度な音声翻訳を実現、ボタンでもすぐに選択できるようになっている。
今回は、災害時などに羽田空港や駅にいる外国人客に向けた円滑な案内・誘導を行うため、メガホン型多言語翻訳機の有用性を検証することが目的で、実証実験の結果をふまえ、羽田空港国際線ターミナル駅への正式導入を検討する。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。