そごう千葉店/25億円を投資、体験型専門店館「ジュンヌ」オープン
2017年09月15日 18:26 / 店舗レポート
そごう・西武は9月15日、そごう千葉店別館「JUNNU(ジュンヌ)」を、コト発想の体験型専門店館としてリニューアルオープンした。
投資額は、設備投資部分を含めて25億円で、2018年度の目標年商は90億円(2016年度対比約25%増)。
地下1階から地上4階の5フロア構成で営業面積1万6000m2、72区画を展開。9月15日に55区画がオープンし、2018年3月に72区画が完成する予定だ。
執行役員千葉店長の豊田隆信氏は、「ジュンヌは2005年に、渋谷109のような店を千葉に作ろうと若者に向けて作った専門店館だった。いまは年代ではなく、自分自身を楽しむとか、自分の生活を豊かにしたいといったニーズに対応したコト体験に消費がシフトしていることに着目した」とリニューアルの趣旨を説明する。
「お客同士でドリンクを片手におしゃべりを楽しみながら、洋服や雑貨、インテリアなどを楽しむことができる、コト発想の体験型専門店館を目指している」と語る。
コト消費を意識し、テナントの業種別構成比も一新した。旧ジュンヌ館と対比すると、ファッションは68%から41%に減少した。
一方で、雑貨は24%から35%、飲食は2%から7%、ビューティーは2%から5%、サービスは4%から12%に増加した。
豊田店長は「ファッションは約70%から40%へ減少しているが、雑貨もファッションの一つだ。洋服だけでなく、靴や鞄を含めたライフスタイルを提案したい。最近は、ドリンクもファッションの一部に位置付けられており、店内のどこでも気軽にドリンクをを楽しみながら買い物できる『ショッピング with ドリンク』というコンセプトを打ち出した」と語る。
「ショッピング with ドリンク」のコンセプトを受け、各フロアにカフェを設置した。地下1階にカフェ「ベリーズ」、1階正面入口に「スターバックスコーヒー」が出店。
2階にフレッシュジュース「アップルジンジャー」、3階にカフェ「カモスキッチン」、4階にケーキ・カフェ「ラ・メゾン アンソレイユターブル」がオープンした。
エスカレーター周りには、ドリンクを楽しめるカウンターテーブルも設置。スマートフォンやタブレット端末を充電できる電源も備え、店内でくつろげる環境を提案する。
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