住友不動産/大崎駅の大規模複合開発に着手、総事業費1346億円
2016年01月22日 16:20 / 店舗
住友不動産は1月21日、地権者、参加組合員として参画している「西品川一丁目地区第一種市街地再開発事業」の全体工事に着手したと発表した。総事業費は約1346億円。
事業は、JR大崎駅から約400m南に位置した約3.9haが対象で、事務所中心のA街区と住宅中心のB街区、敷地中央部の大規模な緑地広場で構成。
都市基盤整備と地域の防災性向上を目指した、延床面積約22万m2の大規模複合開発となる。2018年にA街区が竣工、2019年にB街区が竣工する予定だ。
計画地は、「品川区まちづくりマスタープラン」でも整備が課題とされている大崎駅周辺から大井町駅周辺を結ぶ「都市計画道路補助163号線の未整備区画」の入口に位置する。
事業は、その拡幅整備を行うことで緊急車両の通行を円滑にし地域の防災性を高めるとともに、大崎駅周辺と大町駅周辺との街づくりの「連携強化を先導する役割を担った開発」として、位置づけられるという。
敷地の中央部には、周辺居住者にも開かれた約8000m2の広大な広場を整備。平常時は地域に不足していた新たなみどりの拠点として、四季折々の豊かな景観を創出する憩いの空間を形成する。
災害時には、防災備蓄倉庫や、防災トイレ、消防水利など建物内や広場に防災設備を整備し、周辺居住者の一時避難地として活用するとともに、建物と一体的に防災活動への利用を図る。
施設概要
所在地:東京都品川区西品川一丁目地内
施行区域面積:約3.9ha
スケジュール:2018年A街区竣工予定
2019年B街区竣工予定
A街区
敷地面積:約1万9927m2
建築面積:約7750m2
延床面積:約17万7990m2
階数:地上24階、地下2階、塔屋1階
主要用途:事務所、店舗など
B街区
敷地面積:約1万153m2
建築面積:約2800m2
延床面積:約4万1430m2
階数:地上22階、地下2階、塔屋1階
主要用途:住宅、事業所など
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