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豊洲駅前再開発/「ららぽーと豊洲」隣に約1.5万m2の商業施設

2016年12月01日 17:00 / 店舗経営

三井不動産は12月1日、豊洲二丁目駅前地区で推進中の「(仮称)豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業2‐1街区 AC棟計画」を着工した。

<現在の計画地>
現在の計画地

東京メトロ有楽町線豊洲駅、ゆりかもめ豊洲駅前の約1万9000m2の敷地(2-1街区では計約2万8000m2)におけるオフィス機能を中心としたミクストユースの大規模再開発。

<施設完成イメージ>
施設完成イメージ

建物の延床面積は約18万4000m2(来年着工予定のB棟と併せて約25万9000m2)と、都内湾岸エリアにおける新たなランドマークとなる、豊洲エリア最大規模のプロジェクトとなる。

<計画地の配置>
計画地の配置

最先端の機能を備えたオフィスに加え、隣接する「アーバンドック ららぽーと豊洲」の機能を拡大する商業ゾーン、自社グループが直営するホテルゾーンを設けるほか、日本橋エリアに次いで2番目の事例となる、「電気」と「熱」の供給を行うエネルギーセンターを設置し、さらなるBCPの強化を図る。

<用途構成図>
用途構成図

A棟・C棟の低層階にあたる地上3階までに商業施設を設置する予定で、商業施設の店舗面積は約1万5000m2を計画している。

施設名称は未定で、ららぽーと豊洲の機能を補完する、カフェ、飲食店、食物販などのテナント構成を検討している。施設コンセプト、総店舗数などの詳細は今後、発表する予定だ。

<ららぽーと豊洲の売上高推移>
ららぽーと豊洲の売上高推移
※三井不動産提供

隣接する商業施設の「ららぽーと豊洲」は2006年10月に開業し、2016年で開業10年を向けた。2012年に大規模リニューアルを実施し、商圏の変化に対応。売上高は2007年度の288億円から2015年度は382億円へ拡大している。

<豊洲エリアの人口(豊洲1~6丁目)の推移>
豊洲エリアの人口(豊洲1~6丁目)
※三井不動産提供

2009年1月には、三井不動産レジデンシャルと大手住宅会社による「THE TOYOSU TOWER(総戸数825戸)」が誕生。

その後も、多くのタワーマンションが建設され、豊洲エリアの人口と世帯数は増加を続けている。

<豊洲エリアの世帯数(豊洲1~6丁目)の推移>
豊洲エリアの世帯数(豊洲1~6丁目)
※三井不動産提供

ららぽーと豊洲は、豊洲エリアの中核商業施設として、人口増やお客のライフスタイルの変化に対応していくという。

計画概要
計画地:東京都江東区豊洲2-15-12
主要用途:事務所、店舗(物販・飲食)、ホテル、自動車車庫、自転車車庫、エネルギー供給施設
敷地面積:AC棟敷地:約1万9100m2
2-1街区敷地:約2万7800m2
延床面積:AC棟約18万4000m2
B棟:約7万5000m2
合計:約25万9000m2
階数/高さ:AC棟:地上36階、地下2階(約180m)
B棟は未定

スケジュール(予定)
C棟着工:2016年12月1日
B棟着工:2017年12月
AC棟竣工:2020年4月
ホテルオープン:2020年6月下旬
商業施設オープン:2020年度上期
B棟竣工:2020年度下期

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