スーパーバリュー/アピタ岩槻店跡地に、新業態「卸売パワーセンター」

2017年10月24日 21:25 / 店舗

スーパーバリューは10月19日、さいたま市岩槻区の旧アピタ岩槻店跡地に「卸売パワーセンター岩槻店」をオープンした。

<卸売パワーセンター岩槻店>
卸売パワーセンター岩槻店

卸売パワーセンターは、1階に業務スーパー、2階にホームセンターを併設した新業態。業務スーパーは、一般消費者も利用できる店舗で、青果、鮮魚、精肉、惣菜、一般食品を販売する。

<1階フロアレイアウト>
1階フロアレイアウト

同店は10月1日付で、ユニーから無償で譲り受けた「旧アピタ岩槻店」をリニューアルしたもの。3フロアのうち、1階、2階を売場として、3階をバックヤードとすることで、館全体をテナントなしで運営している。

商圏は1km世帯数1000世帯・人口3300人、5km13万8000世帯・人口35万8000人で、目標月商は5億円とした。

<2階フロアレイアウト>
2階フロアレイアウト

店舗近隣には、食品スーパー業態の「スーパーバリュー生鮮市場春日部大場店」があるため、住み分けを図るために、業務スーパーとホームセンターを組み合わせた業態を出店した。

業務スーパーでは、バラ売り、2個セットや4個・5個セット、ケース売りを用意。販売単位が上がることに1個当たりの商品単価が安くなる一物三価の価格設定を採用した。

取扱いアイテム数は業務スーパー約3000アイテムとした。青果・精肉・鮮魚の生鮮産品の売場構成比は約40%、一般食品の売場構成は約60%とした。

ケース売りを中心にアイテム数を絞り込んでいるが、現状では一般消費者のお客が多く、ばら売りの購入者も多いため、今後、アイテム数は増加させる方針だ。

ホームセンターの取扱いアイテムは、通常店舗の約3分の1となる1万1000アイテムに抑えた。DIY、ガーデニング用品の品そろえを絞り込んだが、お客からのニーズもあるため、今後、商品構成の見直しを行う予定だ。

ローコスト運営で商品単価を安くする業態で、社員21人、パート・アルバイト80人(頭数)で運営する。

人件費を抑制する施策として、「お支払いセルフレジ」を活用。1階業務スーパーフロアは、従業員が運用する商品登録レジ12台、お客が利用する会計レジ18台を設置。

従業員が商品登録から精算までを行う通常レジは、サービスカウンターに1台のみを設置した。

2階ホームセンターフロアには、通常レジを6台、カウンターレジを2台設置した。

ローコスト運営のため、同社では初めてレジ袋を有料化した。特大サイズ1枚税別4円、Lサイズ2円で販売し、マイバッグの持参を促す。

クレジットカードは、税込1万800円以上から利用できる。各種商品券は利用できるが、スーパーバリュー現金ポイントカードは利用できない。

店舗概要
所在地:埼玉県さいたま市岩槻区大口800
TEL:048-884-8465
営業時間:9時~19時
駐車場:1027台(無料)
駐輪場:149台
延床面積:1階6059.41m2、2階6059.41m2、3階6059.41m2
店舗面積:1階2640m2、2階4620m2(3階はバックヤード)

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