ローソン/セルフ販売什器など新設備導入「2時間10分」作業短縮
2019年09月12日 18:00 / 店舗
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ローソンは9月12日、新店設備に順次、新たな什器を導入し、1日当たり2時間10分の店舗作業時間を削減すると発表した。新設備は、2020年2月末までにオープンする新店のうち約200店に導入する予定だ。
新店舗に、からあげクン、コロッケ、焼き鳥などのフライドフーズセルフ販売什器を導入する。フライドフーズのケースをセルフ開閉式にし、お客自身が商品を選びピックアップできる什器で、店舗作業時間を1時間削減する。
混雑時のレジ待ち時間にはフライドフーズを頼みづらいというお客の声もあり、お客自身で好きな商品を選べる方式を採用した。昨年から、実験導入を行っていたが、 「ゆっくり選ぶことができる」というお客の声があり、売上も拡大したという。
電子レンジもセルフ化し、お客自身が自分の好みの温度で商品を温められる仕組みも導入し、30分の作業時間を削減する。
従業員の商品陳列・補充を簡易化するスライド式の棚板を備えたゴンドラスライド棚を導入し、10分の作業時間を削減する。
また、手の届く範囲に利用頻度の高い包材・備品を集約するなどし、従業員の使い勝手を向上させる新型カウンターの導入で、30分の作業時間を削減する。
加盟店を取り巻く環境は日々変化しており、人件費の高騰に伴うコスト増や、少子高齢化など社会環境の変化に伴う人手不足は深刻な課題となっている。
今後も、お客の利便性を向上しながら、店舗の生産性を向上させた店舗づくりを推進するという。
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