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マルマンプロダクツ/時計・喫煙具など製造卸、自己破産申請で負債4億円

2016年03月17日 12:00 / 経営

帝国データバンクによると、マルマンプロダクツは3月16日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。

負債は2015年3月期末時点で約4億円だが、現在調査中。

1976年12月の設立。実質休眠状態の期間を経て、2003年1月にマルマンから時計・喫煙具事業の譲渡を受けた(なお、同社との資本関係は無い)。

家電量販店やホームセンターなどを得意先として、主に時計や喫煙具、日用雑貨のOEM供給を手がけ、2012年3月期には年売上高約29億円を計上していた。

しかし、禁煙者の増加等の影響でライターやライターオイルなど喫煙具の販売が低迷。

主力の時計事業においては、他社との価格競争により苦戦を強いられたことで、2015年3月期は年売上高約20億円まで落ち込んでいた。

こうしたなか、音波歯ブラシなどを販売するマウスケア事業が業績を支えていたが、2015年12月に同事業をマルマンに売却。

人員削減などにも取り組んでいたものの、財務面も脆弱な状況が続くなか、ここに来て事業の継続を断念した。

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