ファーストリテイリング/2020年の売上目標3兆円

2016年10月13日 20:33 / 経営

ファーストリテイリングは10月13日、中期目標を発表した。2020年度に売上高3兆円、営業利益率15%、Eコマース事業の大幅拡大を目指す。

<中期目標>
中期目標

将来的には売上高5兆円を目標とし、世界No.1のアパレル情報製造小売業になるという。

2016年8月期の売上高は1兆7864億円(前年同期比6.2%増)、営業利益1272億円(22.6%増)、当期利益480億円(56.3%減)だった。

最大の目標は「新しい産業」を創ることで、お客を中心とした、本当に要望される商品の「素材調達・企画・デザイン・生産・販売までの一貫したサプライチェーン」すべてを変革し、「情報製造小売業」になるという。

「人はなぜ服を着るのか?」という本質を追求し、人々の生活を豊かにするために、人々の生活の変化やファッショントレンドの変化、高機能素材と着心地の両立、時代性に合った着こなしの提案など、さまざまな情報を服作りに活かし、同時に、お客へ情報をダイレクトに発信する小売業を掲げる。

顧客中心主義を目指し、お客の声は、ビッグデータとして分析し、すぐに商品化できるサプライチェーンを構築する。

お客の購買動向などを分析し、いつでも精緻な需要予測ができ、瞬時に販売計画の作成と修正が、社員全員のチームワークでできる体制を目指す。

インターネットの普及によって、お客、取引先、会社の各機能がつながることで、仕事のすべてのプロセスが、グローバルかつコンカレント(同期・同時進行)に進む現状を直視し、仕事のやり方をすべて変える。

仕事のやり方をすべて変えるため、2017年春、有明の最上階のオフィスに主要な商品・商売機能を移転し、ワンフロア約1万6500m2のオフィスで、チームワークを中心にした社員の新しい働き方を目指す。

お客に「新しい買い物体験」を提案。リアル(店舗)とバーチャル(Eコマース)が融合した、今までにない、新しいさまざまなサービスを 「デジタルフラッグシップストア」で提供する。

グレーターチャイナと東南アジア・オセアニアの成長がけん引する海外ユニクロ、Eコマースの成長を見込む。Eコマースは中期的には、売上構成比の30%を目指す。

ジーユービジネスをグループの第二の柱として明確に位置づけ、ジーユーで売上高1兆円を目指す。

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