くら寿司/第二の創業期「グローバル事業拡大」新ロゴ導入

2020年01月21日 14:50 / 経営

くら寿司は1月21日から、世界で活躍するクリエイティブディレクターである佐藤可士和氏の協力を得て、新ロゴを導入した。同日オープンした「くら寿司浅草ROX店」を皮切りに、随時店舗にも反映する。

<旧ロゴ(左)と新ロゴ(右)>
旧ロゴ(左)と新ロゴ(右)

2020年を「第二の創業期」と位置づけ、国内のみならず海外進出を加速する一環。今年は、訪日外国人観光客の最大化が予測され、日本の文化と和食が世界に再注目される。回転寿司のすばらしさを日本のみならず海外への進出を通じて伝えるとともに、2030年中の「売上高3000億円」の達成を目指す。

これまで、くら寿司のロゴは、日本、アメリカ、台湾と、現地の親しみやすさも意識してあえて統一していなかった。

しかし、さらなるグローバル展開に向けて、「くら寿司ブランド」に対する認知の統一化をはかるべく、名だたるグローバル企業のブランディングに携わってきた佐藤可士和氏にロゴデザインの監修を依頼した。

新ロゴ導入を通じて、日本国内や来日観光客へのブランド認知を強化。「海外出店」にもより注力する。統一されたロゴを基に、米国に続きアジアでも出店を拡大する。

新しい「くら寿司」のロゴは、日本伝統の江戸文字をベースに現代的にデザインし、アルファベットの「KURA」を組み合わせることにより、グローバル展開の際にも、瞬間的に日本の回転寿司チェーン「くら寿司」の記号だと、わかりやすく認識できることを意識した。

新たに開発したくら寿司の新しい紋章は、蔵を見て「中には何があるんだろう」とワクワクして夢が膨らむ思いがしたことから、お客に夢や楽しみを持って来店してもらいたいと、「くら寿司」という屋号を掲げた田中邦彦社長の思いを継承し、「く」「ら」の文字をモチーフに蔵に用いられるなまこ壁のイメージを踏襲してデザインした。

日本の食文化のクオリテイや楽しさ、素晴らしさを世界に届けていく第二創業にあたり、創業精神を忘れないというくら寿司の決意を、この紋章に込めた。

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