川崎アゼリアは3月16日、JR川崎駅東口地下ショッピングモール「川崎アゼリア」の大規模リニューアルオープンをする。
川崎アゼリアはJR川崎駅から京急川崎駅、市役所通り、新川通りに抜ける地下道に設置した地下街で、通路などを含む延床面積は5万6454m2、店舗面積は1万789m2、駐車場台数は356台で、全国で第3位の規模となっている。
総事業費約60億円を投資し、2015年7月から2期に分けて進めてきた大規模リニューアルが完成するもの。開業初年度(2016年度)の売上は、リニューアル前の約140億円から20%増の約165億円を計画する。
人生の豊かな時間を共有するライフシェアモールをリニューアルコンセプトに掲げ、2015年7月31日に第1期リニューアルとして、食物販ゾーン「DELICHIKA(デリチカ)」69店を先行オープン。今回、新たにレストランゾーン「GOURMESSE(グルメッセ)」37店とライフスタイルゾーン「LIFEGRAND(ライフグラン)」57店がオープンし、全163店を集積した。
木場田文夫川崎アゼリア社長は「計画発表から2年、準備期間を含め約3年を経てリニューアルオープンを迎える。1986年の開業以来、西口へのラゾーナ川崎の開業など30年間で商業環境が大きく変化している。今後、20年、30年の発展の基礎を作るリニューアルとなった」とあいさつした。
アゼリアの売上高のピークは1991年の240億円だった。木場田社長は「JR川崎駅、京急川崎駅、市役所通りに抜ける公共性高い交通の結節点にある商業施設であり、5、6年で200億円の売上を目指したい。将来的にはピーク時の売上までもっていきたい」と語る。
商業環境の変化への対応として、店舗構成を大幅に一新。2015年7月には、これまでほとんど扱いがなかった食料品を展開する約3300m2の食物販ゾーン「デリチカ」を導入。
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