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ゼンショーホールディングスは4月20日、自社で運営する電子マネー「ZENSHO CooCa(クーカ)」を本格展開し、全国の「すき家」に導入する。
クーカは、ゼンショーグループの店舗で使えるプリペイド式の電子マネーでポイントカード機能を持っている。2015年11月4日に、宇都宮市内の「すき家」「はま寿司」「ココス」「宝島」で試験導入を開始した。
取扱い店舗を順次拡大しており、4月20日にショッピングセンターのフードコートなど一部の店舗を除く、全国のすき家1813店、はま寿司391店、ココス490店、宝島37店に導入する。
自社で電子マネーを運営するため、2015年4月に資本金1億円で、ゼンショー・クーカを設立した。
昼は「すき家」で牛丼、夜は家族で「はま寿司」を利用するなど、お客の店舗利用の仕方が多様化する中で、よりお得にゼンショーグループを利用してもらう施策として、自社電子マネーを導入したという。
クーカは、1000円単位でチャージでき、1回で最大で4万9000円チャージできる。累計で10万円までチャージできる。チャージは店舗で現金に対応するほか、クレジットカードを用いてWebでもできる。
キャンペーン期間を除き、チャージではポイントは付与されない。チャージした電子マネーで支払いをすると200円につき1ポイントを付与。貯まったCooCaポイントはCooCaクーポンに交換して、100ポイント=100円として支払いに利用できる。
ポイントカードでは、Tポイント、Pontaといった大手のポイントカード陣営に参加する企業が増えているが、マーケティングでの顧客情報の取り扱いには制限もある。
ゼンショーでは、「ポイントカード市場では、大手を中心に寡占化が進んでおり競争が激しくなっているが、グループでは、全国に約3000店の店舗を運営している。よりきめ細かく、利用客に寄り添ったサービスや商品開発など、精度の高いマーケティングをするため、自社で電子マネーとポイントカードを運営する」という。
■ZENSHO CooCa
https://www.coo-ca.jp/
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