匠大塚/旧西武春日部店を取得、夏に2.7万m2の大型店を出店

2016年04月28日 17:50 / トピックス商品店舗

匠大塚は4月27日、埼玉県春日部市で開かれた春日部市の会見で、7月1日前後に旧西武春日部店跡地に売場面積約2万7000m2の大型店舗を出店すると発表した。

<旧西武春日部店には、オープン予定の懸垂幕を掲出>
旧西武春日部店には、オープン予定の懸垂幕を掲出

西武春日部店は、セブン&アイ・ホールディングスが進める構造改革の一環で、2月29日に閉店した。匠大塚が、土地・建物をセブン&アイ・ホールディングスから取得した。

7月11日、12日に春日部市で最大の祭り「第43回春日部夏まつり」が開催されることから、祭りの開催までに店舗をオープンさせる予定だ。

建物は地下1階~地上7階で、延床面積は4万8000m2で、匠大塚は地上1階~5階に家具専門店を展開する。店舗運営は会員制ではなく、全フロアが自由に見れる形式を採用する。

日本最大の家具専門店は、東京・有明の「iDC大塚家具有明本社ショールーム」の売場面積約2万4600m2。春日部店の売場面積は、約2万7000m2から前後する可能性があるが、日本一の規模とする計画だ。

地下1階はテナント、6階は倉庫、7階は飲食店街と剣道場を計画する。

商品の価格帯は10万円前後のソファ・ベットから、50万円、100万円といった高価格帯の家具まで幅広くそろえる。

3世代、4世代のお客が利用し満足できる品質の家具を販売するため、低価格の組み立て式家具は販売しない。

春日部市や市民から、日常的に来店できる商業施設を求める声があるため、地下1階はスーパーなどのテナントを検討している。

全国から集客でき、1日をかけてゆっくりと家具を検討できる店舗を目指し、7階は飲食店街を設置。食事やお茶を楽しみ、休憩をしながら、家具を見れる提案をする。

そのほか、大塚家具の剣道部員で、匠大塚に移籍した社員もいるため、7階の一部に剣道場も開設する。

開業まで約2か月という短期間のため、当初は一部フロアのみの先行オープンなど、グランドオープンに向けたスケジュールを調整している。

旧西武春日部店は、春日部駅東口に位置するが、西口には「iDC大塚家具春日部ショールーム」がある。

同社は、ライバル企業の1つとして、大塚家具の春日部ショールームを捉えており、大塚家具を超える商品開発、商品構成にしたいという。

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