大塚家具は5月16日、千葉県船橋市の商業施設「ビビット南船橋」2階に9月を目途に出店すると発表した。
ビビット南船橋は、商業不動産事業会社キャピタルランド・モール・アジアの日本法人キャピタル・モール・ジャパンが運営する商業施設。
三井不動産が運営する商業施設「ららぽーとTOKYO-BAY」に隣接し、最寄駅のJR京葉線「南船橋駅」前には、IKEAの日本上陸1号店である「IKEA Tokyo-Bay(旧IKEA船橋)」がある。
ビビット南船橋の大規模リニューアルに伴うもので、同フロアには7月中旬にニトリが出店する計画だ。ニトリは、3月6日に閉店したインテリア専門店「かねたやROOM DECO」の跡に出店する。
ニトリと大塚家具が同じ商業施設で、同一フロアに出店するのは初めて。大塚家具は5月8日に閉店した「ミスターマックス南船橋店」の跡に出店する。
大塚家具の売場面積は4599m2で中型店の規模。家具、カーテン、照明、敷物、インテリアアクセサリーなどを展開する。同規模の店舗としては、立川高島屋内に展開する「立川ショールーム」、「横浜アウトレット」「名古屋星崎ショールーム」がある。店舗の詳細については、今後、検討するという。
千葉県内への出店は、契約期間満了に伴い2010年に閉店した「幕張ショールーム」以来となる。千葉エリアのお客へのサービス向上と、新たなお客の新生・大塚家具への認知向上の観点から、アクセスの良い「ビビット南船橋」へ中規模店舗の出店を決定したという。
2015~2017年度の中期経営計画において、相応の商圏人口がありながら未出店の地域として、北海道、千葉、大阪・梅田を具体的な候補地として出店を計画していた。
IKEAに近く、ニトリと同一フロアに出店した経緯については、特に意識したものではなく、インテリアを購入する人にとって買い回りがしやすい立地ということで出店を決定したという。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。