スシローグローバルホールディングス傘下のSushiro USA LLCは6月6日、ニューヨークに2号店「SUSHIRO SEASONAL KITCHEN West 52nd Street」をオープンする。
<SUSHIRO SEASONAL KITCHENのNY1号店>
Sushiro USA LLCは昨年11月、ニューヨークに1号店「SUSHIRO SEASONAL KITCHEN Park Ave South」をオープンしている。
アメリカでは、あえて日本国内のスシローとは異なる店舗を目指している。
「うまいすし」や「日本らしさ」といったスシローの伝統を大切にしながらも、現地のニーズにあわせたビジネスモデルを展開するため、新ブランド「SUSHIRO SEASONAL KITCHEN」を立ち上げた。
SUSHIRO SEASONAL KITCHENの責任者には、英国のサンドイッチチェーンが米国に上陸する際の責任者を務めた経歴を持つMartin Bates氏を起用した。
寿司だけにこだわらず、日本の食文化を伝える店舗で、冬の11月にオープンしたこともあり、現在の売上No.1商品はラーメンとなっている。
1号店の目標念年間売上高は200万ドル。テイクアウト用の寿司とサラダ、ラーメン、うどん、丼ものなど、温かい商品も幅広く販売するのが特徴。
ニューヨークの冬はとても寒いため、温かい商品を充実させた。米国市場向けのビジネスモデルを構築するため、回転寿司とは異なるビジネスモデルの構築を目指す。
ランチタイムはテイクアウト用の寿司コーナーを展開するが、ディナータイムとなる夕方5時以降は作り置きの商品を置かず、注文を受けてから全ての商品を作る。
スシローの強みである低価格帯での食事の提供を維持しながら、食材には強いこだわりを持っている。
日本に古くから根付いた伝統的な味を生かしながらも、ニューヨーカーから愛されるモダンな料理も提供していくという。
日本国内のあきんどスシローの1店舗あたりの年間売上高は約3億2000万円で、外食チェーンでは日本一となっている。
2011年に海外へ初進出した韓国では、現在、日本国内と同様の店舗を6店を展開。現在、店舗段階では各店で営業黒字化を果たし、売上高も日本国内に匹敵する店舗も出てきたという。
■SUSHIRO SEASONAL KITCHEN
http://www.sushiro.com/
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