JR東日本グループの鉄道会館は7月27日、東京駅のエキナカ商業施設「グランスタ」を増床するとともに、新たに改札外のエキソト商業施設「グランスタ丸の内」をオープンする。25日、関係者向けに内覧会を開催した。
2017年夏までに4期に分けて、全館オープンを目指す計画。今回は第1期オープンで、エキナカ17店、エキソト6店、合計23店をオープンする。
増床面積は、グランスタ約970m2、グランスタ丸の内約2770m2、合計約3700m2で、グランスタ増床部分21店、グランスタ丸の内32店、合計53店を新規開業する。新規開業部分の目標年商は100億円。
既存のグランスタの店舗面積は約1870m2、デリ、スイーツ、グロサリー、ベーカリー、カフェなど65店を展開する。2016年3月期のグランスタの売上高は140億円(前年同期比10%増)だった。
グランスタの利用客の男女比率は、男性60%、女性40%となっている。通勤途中に買い物によるOLのほか、新幹線のホームに近い商業施設であることから、出張に向かうサラリーマンの利用が多い。
1日平均の来店客数は平日4万人、お盆・年末年始では6万人が利用している。
新幹線の待ち時間を利用して、買い物をするお客も多いため、施設の平均滞在時間は約27分となっている。
商品構成は、遠方へ電車で移動する人のニーズを重視し、お弁当やお土産、スイーツ、惣菜といった食物販を重視していた。
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