京王電鉄は10月25日、2017年秋に京王線調布駅周辺で商業施設3階(A・B・C館)を開業すると発表した。
今回、店舗誘致を進め、B館には調布周辺の人々から要望の高かった家電量販店の出店が決定し、ビックカメラと「ビックカメラ調布駅店(仮称)」の出店について、合意に至った。
ビックカメラはB館に出店、C館にはシネマコンプレックスとしてイオンシネマの出店が決定している。A館には複数の店舗が出店する予定で、3館の出店店舗数は約70店となる予定だ。
沿線拠点である調布への来街機会を増やし、さらなる街のにぎわいを創出することで「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」を目指す。
全体のコンセプトは「結ぶ」で、駅ビルがコト・モノを結ぶ役割を果たすことで、人々がつながりあうキッカケをつくる。
周囲の景観に馴染む、温かみのある色や素材を基本とし、街との調和を意識したデザインを採用。店舗配置などの工夫により、建物内の賑わいを外部に醸し出す計画とした。
調布駅は1日11万人以上の利用があることから、街のランドマーク性と駅から広がる賑わいの起点に相応しいデザインとなるように設計した。
歩く楽しさを感じる足元デザインとし、全館1階外装のデザインを統一することにより、建物の回遊性を高めるとともに街の回遊性を高める。
歩行者空間を緑化し、調布市で整備予定の駅前広場と線路跡地に計画されている緑道と緑を連続させることによって、街づくり計画全体との融合を図る。
ビックカメラ概要
出店場所:B館1階~4階
店舗面積:約4700m2
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