東京都内の百貨店5社は11月7日、一斉に2017年の福袋発表会を開催した。三越伊勢丹、大丸松坂屋百貨店、高島屋、松屋、プランタン銀座がそれぞれ、注目の福袋を紹介した。
2017年の福袋でも、昨年に引き続き、普段できない体験ができるモノではなくコトに注目したさまざまな商品が登場する。
三越日本橋本店・三越銀座店・伊勢丹新宿本店の2017年の福袋のテーマは「夢、希望、感動正月」。
三越日本橋本店は、日本文化の体験を打ち出し、「男子会~粋な男の江戸遊び~」(税込32万4000円・3人限り)を販売する。
三越セレクトのきもののセットに、老舗料亭でのお座敷遊びをセットにし、同伴者(1人)とともに料亭を楽しむ。
三越日本橋本店長の中陽次氏は「今年は明るいニュースが少ない年となってしまったが、来年は福袋から良い年にしたい。今日は、日本橋の高島屋さんも福袋の発表会をしている。是非、さまざまな百貨店を取材して、福袋商戦を盛り上げていただきたい」とあいさつした。
伊勢丹新宿本店は、テクノロジーを打ち出した福袋を展開。市川染五郎監修、人工知能ロボットKibiro(キビロ)の限定歌舞伎バージョン(136万800円・1人限定)を販売する。
日本の芸術的な伝統文化、歌舞伎のコンテンツを搭載した、人工知能ロボットを提案する。
三越伊勢丹では、基幹3店舗の合計の福袋売上高として、前年比で10%増を計画している。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。