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ヤオコー/目標年商20億円、成城に都市型小型店「八百幸」出店

ヤオコーは11月7日、東京都調布市に「八百幸成城店」をオープンする。

<八百幸成城店>
八百幸成城店

第8時中期経営計画で発表した都心から20km圏内へ出店するために開発した都市型小型店を初出店するもの。総投資額は約7億円、店舗面積は962m2、初年度目標年商は20億円で、今後の都心部出店へ向けた布石とする。

<川野社長>
川野社長

川野澄人社長は、「人口が減少し、人口の都心回帰が進む中で、従来の郊外型標準店の出店だけでは成長できない。人件費や家賃が高い都心部で出店できる店を確立し、出店余地を拡大するため都市型小型店を開発した。成城店をきっかけにヤオコーが全店で抱えている人手不足の問題など、オペレーション上の課題を解決するきっかけを作りたい」と成城店出店の狙いを語る。

<出店地>
出店地

京王線「仙川駅」から南側約1.7km、小田急線「成城学園前駅」から北側約1.7㎞に出店する。商圏は、500m圏内3900世帯・8600人、1km圏内1万6100世帯・3万5400人、2km圏内7万9100世帯・16万900人を想定する。

店舗周辺は集合住宅が立ち並び、年々人口が増加している地域。500m圏内の人口は、年代別では40代前半がボリュームゾーンで、次いで40代後半となっている。世帯構成では単身世帯が最も多く、次いで2人世帯が多くなっている。

<成城店のレイアウト>
成城店のレイアウト

商圏人口は、郊外で展開してきた店舗面積1650m2~1980m2の標準店に比べて多くなっているが、賃料コストは増加する。パート・アルバイトの採用環境も厳しく、人件費負担も郊外型店舗よりも大きい。

賃料と人件費コストが増加する都心部で、適正な利益を出せる店舗を目指し、店舗面積は標準店の半分の規模でも、坪効率を2倍にすることで、売上高は標準店と同様の水準を目指した。

川野社長は、「標準店を単に小さくしただけでは魅力ある売場は作れない。豊かで楽しい食生活提案型スーパーマーケットというコンセプトを維持しながら、約2年をかけ、既存店のMDの組み直しや見直しを行い成城店の品そろえを作った。立地はこれまでと異なるが、高級スーパーではなく、普段使いのスーパーマーケットを目指した」と語る。

<入口から見た店内>
入口から見た店内

取扱いアイテム数は8370skuで、標準店の約1万3000skuよりも約4500sku少なくした。生鮮食品は750sku、デリカは160skuを展開し、強化部門と位置付けた。

青果・精肉・鮮魚・デリカを優先的に配置したレイアウトで、グロサリー売場の面積を小さくした。売上高構成比は生鮮三品50.2%、デリカ8.5%、グロサリー41.3%を想定する。

<グロサリー売場にはハイゴンドラを採用>
グロサリー売場にはハイゴンドラを採用

グロサリーのアイテム数を削減したものの、こだわりの調味料など品ぞろえの幅を持たせるために、陳列什器は既存店よりも背が高いハイゴンドラを採用して、陳列数量を確保した。

<日配品の冷蔵ケースでは多段ケースを活用>
日配品の冷蔵ケースでは多段ケースを活用

温度管理が必要な日配品の陳列でも多段ケースを活用することで、アイテム数を確保した。

<500mlペットボトル飲料売場>
500mlペットボトル飲料売場

500mlペットボトル飲料や冷凍食品は、多段式のリーチインクーラーを採用することで、品ぞろえの確保と同時に消費電力の削減を目指した。

<ワイン売場>
ワイン売場

成城店の周辺には、西友、成城石井、クイーンズ伊勢丹、食品館あおばなどの競合もあり、こだわりの商品を求めるお客も多い。

<ワインセラーで高級ワインも販売>
ワインセラーで高級ワインも販売

そのため、ワインとチーズの品そろえについては、既存店よりも強化した品そろえを採用した。フランスワインを中心とした輸入ワインのコーナーや、産地別に豊富に取りそろえた国産ワインのコーナーにより、こだわりの品そろえと値頃感のある充実した売場を目指す。

<ワインに合うチーズオードブルを開発>
ワインに合うチーズオードブルを開発

ナチュラルチーズを強化し、ブリーチーズやチーズ専門店で扱う特殊なチーズまでを展開する。「ワインに合うチーズオードブル」を開発し、「スモークシリーズ」として生ハムやサラミ、京鴨などオードブル商品を提案する。

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