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トリドール/海外出店、国内を上回る

トリドールは6月5日、2015年3月期の出店計画について粟田貴也社長が明らかにした。

<粟田社長>
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今期は国内で30~40店の出店を計画し、海外では、国内を超える出店数を予定しており、はじめて海外出店が国内出店を上回る見込みだ。

人口減少下で縮小傾向が続く、国内の外食市場に対応したもので、海外では、主力のうどん専門店「丸亀製麺」のほか、テリヤキチキン弁当をメインとした「Tokyo Bento」など、うどん専門店以外の業態も出店する。

<現在の海外店舗>
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粟田社長は「丸亀製麺を出店した台湾は1時間待ちと盛況で、イオンモール内に出店したベトナムの丸亀製麺も連日行列となっている。立地と現地従業員のモチベーション維持がそろえば、丸亀製麺は成功できると確信している。中国とタイは、迷走ぎみだが、現地のパートナー企業に外食の専門家を入れ、テコ入れを図る」と語った。

昨年2月に進出したロシアは、「丸亀製麺の店舗自体が好調で、単店としても業績を上げている。ただ、ロシアのように歴史的な建造物が多い地域は、建物の柱、壁、レンガなどに手を入れらない制約がある。ロシアを含め、ヨーロッパは歴史的な建造物が多いので、難易度が高い。当面は、アジアとアメリカでの出店に注力する」という。

2014年中に、日本食のファストフード業態「teriyaki JAPAN(テリヤキ・ジャパン)」の進出を目指すケニア・ナイロビは、「ケニアにはまだマクドナルドがない。ケンタッキーも4店しかない。ファストフードして、先行進出すれば、店舗名そのものが商品名と認知されるぐらいに市場をとることができる可能性がある。未開拓市場の実験という位置づけだが、焼き鳥やとして創業したノウハウも生かし、テリヤキチキンを普及させていく」と語った。

イスラム圏への進出では、現在、インドネシアに出店している。イスラム教徒向けの食材を使用しているハラール認証はまだ取得していないが、ノンポークの取り組みは進めている段階だ。粟田社長は「イスラム圏も重要な市場の一つととらえている。将来的な話となるが、トルコやサウジアラビアへの進出も検討している」と語った。

海外への進出にあたっては、必ず現地パートナー企業と共同で店舗展開する形式を採用しており、新規進出国でも同様な方式を踏襲する予定だ。粟田社長は、「国内でも、工場や物流を自社でもたないことで、自由度の高い出店をしてきた。海外でも同じ考え方で出店を進めていく」という。

トリドールの2014年3月期の海外子会社の売上高は15億6900万円、営業損失7億5500万円、経常損失6億9700万円、当期損失7億9800万円だった。計画値は売上高18億円、営業損失8億円、経常損失9億円、当期損失8億円でほぼ計画通りの実績となった。

2014年3月期は、海外で計画数を上回る55店を出店。赤字の要因は、新店に係る空家賃などの発生、間接部門経費の負担など。すでに開店した店舗の売上・利益はおおむね想定以上のパフォーマンスで推移している。

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