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青森駅前再開発ビル/青森市の第三セクター、特別清算で負債32億円

帝国データバンクによると、青森駅前再開発ビルは7月5日、青森地裁へ特別清算を申請した。負債は約32億790万円。

駅前再開発を進める青森市が36.6%出資し、1992年4月に設立された第三セクター。

2001年、青森市が総事業費185億円をかけてJR青森駅前に複合テナントビル「アウガ」(地上9階、地下1階)を建設した。

地下1階から4階までを区分所有として市から買い取り、生鮮市場やアパレル、雑貨店など約50店をテナントとして集め、2006年にピークとなる年間636万人の来場者数を記録した。

青森市営施設の受託・管理も手がけ、2009年2月期の年収入高は約7億200万円を計上していた。

しかし、設立当初からアウガのテナント収入は計画を下回り、大幅な赤字決算で推移した。2008年には債務超過寸前にまで財務内容が悪化していた。

青森市は、金融機関から債権を買い取るなど支援を実施(これにより青森市の出資比率63.7%)して財務の立て直しを図ったが、業況は改善せず、2016年3月期の年収入高は約4億9400万円と低迷した。

減損会計の適用により最終的に約26億8800万円の赤字を計上し、債務超過に陥っていた。

こうしたなか、事業継続は困難として2016年10月3日付の取締役会で解散を決定、テナントに対して営業保証金や預かり金を全額返済することを条件にアウガからの退店を求め、テナントはこれに応じて2017年3月31日までに全店退店した。

地権者に対しては床の賃貸借契約について合意確約することについて承諾を求め、これについても全地権者から承諾を得たことから、2017年3月31日付けで解散し、7月5日に青森地裁へ特別清算を申請した。

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