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セブン-イレブン/カウンター拡大の新レイアウト、日販で4万6600円の増収効果

セブン-イレブン・ジャパンは9月20日、第1四半期から本格導入を開始した新レイアウトの導入店舗が8月末で計画を上回る約600店となったことを明らかにした。

<新レイアウト>

新レイアウトは、2016年時点で20~64歳女性の就業率が70%を超え女性の社会進出が進み、単身・2人世帯構成比が65.9%となるなど、社会構造が変化したことへ対応する取り組み。

今後も加速する食の外部化と中食ニーズ拡大に対応し、レジカウンターを店舗後方へ移設し、カウンター幅を約2.5m拡大したほか、チルドケースは2台以上を増設し、冷凍食品の品ぞろえを約2倍に拡大した。

すぐに食べられるファスト・フードやおにぎりやサンドイッチといったチルドケース商材、簡単に調理できる冷凍食品への需要増加に対応した。

取締役執行役員で商品本部長を務める石橋誠一郎氏は、「新レイアウトは、まだ検証段階だが、個店レベルでは確実に売上が増加している。個店レベルでの検証段階で、まだ全店でどれだけの効果が出るのかは検証できていない。今後、しかるべきタイミングで新レイアウト導入店の効果について説明したい」と語る。

今年2月20日から既存店8店で本格的な検証を開始しており、新レイアウトを先行導入した8店の2月20日~6月25日の売上実績では4万6600円の日販押上げ効果があった。当初は日販押上げ効果で3~4万円を見込んでおり、計画を上回る実績を残した。

商品部門別には、ファスト・フード3万1200円、日配食品6700円、加工食品1万2400円の増収効果があった。一方で、非食品は3700円の減収だった。

テスト店の荒利率は、31.2%が31.6%となり、0.4ポイント荒利率も改善した。

なお、2017年2月期のセブン-イレブンの全店平均日販は65万7000円で、日販押上げ効果を含めると日販は、個別店舗によって異なるが、70万円を超える水準となる。

<新レイアウト展開計画>

第1四半期に既存店30店で新レイアウトを導入したのを皮切りに、第2四半期には500店、第3四半期には720店、第4四半期に650店に新レイアウトを導入し、2017年度に合計で1900店となる計画だ。

駅前などの狭小店舗や病院、駅構内などの特殊立地の店舗を除き、2021年度末を目途に1万店に新レイアウトを導入する予定だ。

石橋商品本部長は、「新レイアウトは、レイアウトだけが先行導入されており、まだレイアウトに対応した商品開発が追い付いていない。売場を拡大しただけでは売上は伸びない。拡大した売場に対応した魅力ある商品を開発しなければ、本来の意味での新レイアウトの実力は発揮できない。取引先のセブン-イレブン向け専用工場を活用し、ファスト・フード、チルド商材、冷凍食品の開発に注力したい」と語った。

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